床屋といえばメンズの園! とは言い切れませんが、床屋の良さと言ったらメンズの刈り上げが得意なところ^^
とはいえ、刈り上げる髪型でも向き不向きはあるんです...
今回は、刈り上げをオーダーする際に気をつけたいポイントを、理容師が詳しく解説します。
メンズの髪型|刈り上げの種類は?
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メンズの刈り上げの種類は、かんたんにコレと種類分けできるものではありませんが、ここでは大きく分けて以下の種類に分けて解説します。
刈り上げの種類
- 高い刈り上げ
- 低い刈り上げ
- 薄い刈り上げ
- 厚い刈り上げ
高い刈り上げ
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メンズのショート系髪型の場合、額の角付近まで高く刈り上げることが多くあります。
キレイな刈り上げは、床屋の得意としている分野です^^
高い刈り上げは、バーバースタイルの「フェードカット」との相性バツグンで、難易度的にとても技術力を必要とします。
サイドの髪が立ちやすい方など、伸ばすのに向かない髪質に相性良しです!
低い刈り上げ
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低い刈り上げは、センターパート系スタイルとの相性が良いです。
下からの刈り上げ部分と、上からの長い髪が収まる部分(接合部)を、自然に見せる技術が必要になります。
低い刈り上げとはいえ、接合部の髪の収まり具合に合わせることになるので、オーダー通りの高さがベストとは限りません。
オーダー時の刈り上げの高さは、担当理容師との意見のすり合わせが大切になるでしょう。
薄い刈り上げ
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さっぱり大好きメンズには、薄い刈り上げは切っても切り離せない存在です。
刈り上げのスタート部分が1mm無いような、「スキンフェード」と言われる薄さから、3mm程度のバリカンを入れて刈り上げる薄い刈り上げ。
高い刈り上げでも解説したとおり、「フェードカット」との相性が良く、薄い刈り上げは七三分けやボウズ系と流行なスタイルで大活躍!
厚い刈り上げ
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厚い刈り上げは、高い刈り上げにも低い刈り上げにも自然に馴染みやすいのが特徴です。
当然ながら向き不向きはありますが、人知れず理容師は刈り上げの厚さを調整しています^^
また、梳きバサミ(セニング)で厚めに刈り上げることで、いかにも刈りたてホヤホヤに見せないという技術も!
このように、理容師は「刈り上げ」と一言では片付けられないこだわりの技術を持っています。
ですので、理容室(床屋)にご来店の際には、あなたの理想の刈り上げをオーダーしてみてください^^
メンズ髪型|刈り上げオーダーの注意点
髪の密度が薄い
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例えば、上の画像のモデルのように、サイドの髪の密度が薄い方がいます。
そんな髪質の方が薄い刈り上げをすると、肌が透けて真っ青どころか真っ白にもなりかねません...。
そんなサイドや襟足の髪の密度が少ない場合は、厚めの刈り上げや自然に残す髪型が間違いないでしょう。
どうしてもサイドやバックを薄くしたい場合は、フェードカットのような髪型をおすすめします。
しかし、サイドの髪が伸びるに従ってトップとの色彩の差が出やすくなるので、マメなカットが必要となりますのでご注意を!
寝すぎる髪質の場合
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例えば上の画像のような、ペタンと寝てしまう子供の髪。
ヘタに高く刈り上げてしまった場合、下からの刈り上げと上からの髪の接合部分がダブりがちに...。
そんな場合は、無理に薄い刈り上げにせず、厚めに刈り上げを残し馴染みよくすることをおすすめします。
薄い刈り上げが譲れない場合は、ベリーショートにするなどトップも短くするか、ツーブロックにして濡髪系のタイトに寝せる髪型という手も!
サイドが立ちやすい
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サイドが立ちやすい場合は、薄めで低めの刈り上げは無理があることが多いです...。
低めに刈り上げをオーダーしたのに、仕上がってみると高くなっていたなんて場合は、担当理容師がカットしているうちに、意図せず刈り上がっちゃったなんてこともあります。
そんな方が、どうしても刈り上げたい場合は、最初から高く刈り上げる髪型にするか、ツーブロックにすることをおすすめします^^
注意点としては、サイドの上パートが短いツーブロックにすると、カッパのように立つ可能性もあるので、小さな疑問でも担当理容師に相談することが大切ですよ!
恐れずに刈り上げをオーダーしましょう!
ここまで刈り上げに関してお伝えしてきましたが、最終的にはカットする前の、担当理容師とのカウンセリングが大切です。
もし、自分の髪質がよくわからない場合は、刈り上げる不安を担当理容師に相談してみましょう。
親切な理容師であれば、あなたの髪質に刈り上げが合う理由、合わない場合は合わない理由を納得するまで説明してくれるはず^^
ですので、不安があったら先に質問して解決することが大切です!
カットして失敗してからじゃ遅いですからね...。