床屋の良さと言えば刈り上げが得意なところで、刈上げこそバーバースタイルの代名詞とも言えるでしょう。
しかし、全ての刈り上げは全人類に万能というわけではありません。髪の生え方によって向き不向きがあるのです。
そこでこの記事では、刈り上げをオーダーする際に気をつけたいポイントを詳しく解説します。
メンズの髪型|刈り上げの種類は?
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「刈上げ」と一言で言いますが、刈上げにも種類というものがあります。ここでは大きく分けて以下の種類に分けて解説します。
- 高めの刈上げ
- 低めの刈上げ
- 薄い刈上げ
- 厚い刈上げ
高めの刈り上げ
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メンズのショート系髪型では、額の角付近まで高く刈上げることは少なくありません。キレイな刈り上げこそ、まさに床屋の得意分野でしょう。
高い刈上げは、近年のバーバースタイルの代名詞と言える「フェードカット」との相性バツグンです。
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特にサイドの髪の毛が立ちやすく、サイドを寝せるのに日々困っているメンズにとって、高めに刈上げることで日常の手入れを楽にすることが可能になります。
そんな高めの刈上げは、硬めの髪質のメンズにオススメと言えるでしょう。
低めの刈り上げ
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低い刈り上げは、トップから前髪にかけて真ん中で分けるセンターパート系や、丸みを帯びたシルエットになるマッシュ系との相性がバツグンです。
下からの刈り上げ部分と、上からの長い髪が収まる部分(接合部)が自然であればあるほど、技術力のあるスタイリストの証。
とはいえ、中途半端に刈上げると収まりが悪くなる髪質の場合は、むしろ刈上げないという選択肢も考えられます。
オーダー時の刈り上げの高さは、担当理容師との意見のすり合わせが大切になるでしょう。
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薄い刈り上げ
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さっぱり大好きメンズには、薄い刈り上げは切っても切り離せない存在。
刈り上げのスタート部分が1mm無いような、「スキンフェード」と言われる薄さから、3mm程度のバリカンを入れて刈り上げる薄い刈り上げ。
高い刈り上げでも解説したとおり、薄い刈上げは「フェードカット」との相性が良く、七三分けやボウズ系と流行なスタイルでは多用される技法です。
厚い刈り上げ
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厚い刈り上げは、高い刈り上げにも低い刈り上げにも自然に馴染みやすいのが特徴。
また、薄い刈上げと比べると、厚い刈上げは奇抜さが無い代わりに、カットしたてにもかかわらず自然な仕上がりになります。
ですので、カットしたての感覚が嫌いという場合は、あえて厚めの刈上げをオーダーするのもありでしょう。
このように、理容師は「刈り上げ」と一言では片付けられないこだわりの技術を持っています。
ですので、理容室(床屋)にご来店の際には、あなたの理想の刈り上げをオーダーしてみてください。
メンズ髪型|刈り上げオーダーの注意点
ここからは、刈上げをオーダーする際の注意点を見ていきましょう。
髪の密度が薄い場合
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例えば、上の画像のモデルのように、サイドの髪の密度が薄い場合、肌が透けて真っ青どころか真っ白にもなりかねません。
また、肌の色が白い傾向の場合も、薄く刈上げてしまうと思ったより短く仕上がった印象になりますので要注意です。
そんな密度が少ない髪質の場合は、厚めの刈り上げやむしろ刈上げずに残すぐらいの方が、結果的に自然に仕上がります。
どうしてもサイドやバックを薄くしたい場合は、思い切りフェードカットにしてしまうのもありです。
寝すぎる髪質の場合
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例えば上の画像のような、ペタンと寝てしまう子供の髪。
ヘタに高く刈り上げてしまった場合、下からの刈り上げと上からの髪の接合部分がダブってしまい、失敗髪型になる可能性があります。
そんな場合は無理に薄い刈り上げにせず、厚めに刈り上げを残し馴染みをよくすると、寝てしまいがちな髪質の
薄い刈り上げが譲れない場合は、ベリーショートにするなどトップも短くするか、ツーブロックにして濡髪系のタイトに寝せる髪型という手も!
サイドが立ちやすい
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サイドが立ちやすい場合は、薄めで低めの刈り上げは無理があることが多いです…。
低めに刈り上げをオーダーしたのに、仕上がってみると高くなっていたなんて場合は、担当理容師がカットしているうちに、意図せず刈り上がっちゃったなんてこともあります。
そんな方が、どうしても刈り上げたい場合は、最初から高く刈り上げる髪型にするか、ツーブロックにすることをおすすめします^^
注意点としては、サイドの上パートが短いツーブロックにすると、カッパのように立つ可能性もあるので、小さな疑問でも担当理容師に相談することが大切ですよ!
恐れずに刈り上げをオーダーしましょう!
ここまで刈り上げに関してお伝えしてきましたが、最終的にはカットする前の、担当理容師とのカウンセリングが大切です。
もし、自分の髪質がよくわからない場合は、刈り上げる不安を担当理容師に相談してみましょう。
親切な理容師であれば、あなたの髪質に刈り上げが合う理由、合わない場合は合わない理由を納得するまで説明してくれるはず^^
ですので、不安があったら先に質問して解決することが大切です!
カットして失敗してからじゃ遅いですからね…。
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