七三フェードカットといえば、バーバースタイルの真骨頂といえるでしょう!
ウエットなセットで、クラシカルに仕上げた七三の髪型は、ビジネスシーンでも大活躍するのは間違いありません。
今回は、七三フェードカットのオーダーとセット方法を詳しく解説いたします。
七三フェードカットとは?
画像:かつしかヘアーサロン
まずフェードカットとは、時として刈り上げのスタートが0mm(カミソリやシェーバーで剃るスキンフェード)から始まる、俗に言う薄く刈り上げるカットのことを指します。
とはいえ、髪の生え方によりmm数だけでは判断できないので、ここでは薄い刈り上げと定義しましょうか。
フェードカットは、近年流行のアメリカンバーバースタイルの髪型で、七三に分けて前髪に立ち上がりをつけたクラシカルなスタイルによく似合います。
また、奇抜とも思える薄く刈り上げる、七三フェードカットとスーツスタイルの相性がバツグンなのが特徴!
というのも、クラシカルな髪型のセットは、ウエット感を出してカチッとキメるのがスタンダードです。
つまり、ビジネスシーンでも違和感がないのも納得ですね^^
七三フェードカットストレートスタイル
ビジネスマンOKな爽やか七三フェード
画像:gents
フェードカットといえば、刈り上げの始まりでもあるモミアゲ部分に注目です。
こちらのモデルさんの場合は、1mmに満たない所から徐々に長くなるよう刈り上げられています。
顔周りは額の角までしっかり目に刈り上げ。
そして、耳からバックにかけて刈り上げの色彩の濃淡は、顔周りへと前上がりになっています。
このように、耳付近からバックにかけて濃淡の高さを調整することで奇抜さを回避。
そうすることで、髪型に厳しめなお硬い職業のビジネスマンでも、お気軽に七三フェードカットに挑戦できるではないでしょうか?
理容師の刈り上げ技術は、フェードカットであっても、刈り上げの色彩を調整して奇抜に見えない髪型にするのは可能です。
オーダー方法
画像:gents
- 刈り上げ最下層はスキンフェード
- 七三の三のサイドは分け目付近まで刈り上げ
- バックは後頭突起(一番骨が出ている部分)上まで刈り上げ
- 前髪とトップは流せる長さを残す
- 七三の七のサイドは収まりよく
- 毛量調整する
- カラーは黒(白髪混じりもOK)
刈り上げ最下層の長さは、思い切りいくなら剃り(0mm)、ソフトにいくなら2mm程度のバリカンをチョイス。
七三の三のサイドの顔周りは、額の角を越えた分け目まで刈り上げ、七のサイドはトップと刈り上げの接合(交わる)部分の収まりがよくなるようオーダーしましょう。
バックの刈り上げは、後頭突起(後頭部の出っ張り)より上まで刈り上げます。
刈り上げのラインは、サイドにいくに従い前上がりにつなぎましょう。
刈り上げの色彩の濃淡は、極端にならないように上にいくほど色彩が徐々に濃くなるよう、綺麗なグラデーションをつけてもらいます。
前髪はトップ同様長めに残し、綺麗に流せるようにオーダーしてください。
毛先の収まりが命なので、毛量調整をしてもらいましょう。
カラーリングは黒~白髪までOKですが、茶髪はイメージと異なる可能性があるので、担当理容師と相談してみてください。
セット方法
画像:gents
前髪のボリュームは、トップと同じ高さにするとバランス良く仕上がります。
両サイドはボリュームを抑えると、メリハリが効いた男らしい髪型になるので、意識して抑えましょう。
整髪料はグリースやワックスなどキープ力が強くツヤが出る系を使うと、クラシカルな雰囲気が出ていい感じになりますよ^^
最後にしっかりとコームで梳かして、櫛目をつけると雰囲気バッチリです!
七三フェードカットパーマスタイル
クラシカルの中に遊びのある七三フェードカット
画像:gents
日本人の頭の形は、ハチが張っていることが多く、サイドが立ち上がりやすいのが特徴です。
短くカットされた髪は、ロットを物理的に巻けない場合が多いのですが、バーバーのアイロンならば巻いてボリュームを抑えられます。
上の画像のモデルさんは、サイドをアイロンパーマで抑え、トップをロットで巻くパーマでナチュラル出すスタイルです。
アイロンパーマといっても、上の画像を見る限りごく自然な仕上がりでカッコ良いですね^^
パーマの七三も、基本的にストレートの七三と考え方は一緒ですので、順を追って見ていきましょう。
オーダー方法
画像:gents
- 刈り上げ最下層からフェードカット
- 顔周りはハチまで刈り上げる
- バックも高めに刈り上げる
- ハチ部分にアイロンパーマ
- 前髪及びトップにロットでパーマ
フェードカット部分は、スキンフェード~バリカンのお好みでOK。
ハチ部分まで刈り上げをして、色彩の濃淡を綺麗に仕上げてもらいましょう。
ハチの立ちやすい部分にアイロンパーマをあて、七三の三の部分は分け目までコテをあててもらいます。
前髪からトップは、ハチまでのコテパーマに馴染むよう、くせ毛風程度にカールをつけてもらうとセットしやすくなるでしょう。
トップにボリュームを出しすぎるとバランスが悪くなるので、担当理容師にご相談ください。
セット方法
画像:gents
セットはストレートと同様ですが、コームの目が細かすぎるとせっかくのカールが伸びてしまいます。
ですので、コームは目が粗いものを選ぶと良いでしょう。
前髪部分はふんわりと・トップは前髪より抑え気味にがポイントになります。
刈り上げとの接合部分は、ドライヤーの熱を当てながらボリュームを抑えつつ、馴染ませてあげる方法がカンタンです。
整髪料はグリースやジェルを選び、必要があればスプレーがあると長時間スタイルがキープできます。
七三フェードで男らしくオシャレに!
ここまでストレートとパーマの、七三フェードカットを解説しました。
今回ご紹介させて頂いたスタイルは、ハードなものではないのでビジネスにも違和感なく馴染みます。
髪型のオシャレは、休日だけでなくビジネスシーンでも楽しみたいものですよね^^
カチッとした七三は、オシャレにもビジネスにももってこいの髪型。
七三フェードカットがちょっとでも気になる紳士は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
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